コンクリートのクラックや打継ぎ目からの漏水を止める新しい止水工法
アス・ストップ工法とは、地下室、地下鉄、下水処理場やトンネルなどの地中構造物の躯体コンクリートに発生したクラックや、打継ぎ目からの漏水を止める新しい止水工法です。アスストップ工法に用いる材料はアス・ストップシールと称します。アス・ストップシールはアスファルトを主原料に用いており、優れた防水性とコンクリートへの付着性を兼ね備えた、安定性および信頼性の高い注入材であり、地下構造物の背面に止水層を形成してクラック内部に重鎮されます。
アス・ストップシールの基本構成は、アスファルト乳剤と硬化剤ですが、使用材料の配合を変化させることで、クラックの状態や漏水の程度が異なる様々な箇所へ対応可能です。
![]() 1.信頼性の高い止水効果が期待できます。 |
![]() 2.硬化時間の調整ができます。 |
![]() 3.施工性に優れています。 |
![]() 4.環境にやさしい材料です。 |
![]() 5.耐久性に優れています。 |
![]() 6.クラック追随性に優れています。 |
背面注入
広範囲の躯体の劣化や機材設置(エレベーターピット)等により、漏水経路の確定が困難な場合はドリルで躯体背面まで貫通削孔し、その後躯体背面全体へ、アス・ストップシールを注入します。これにより、躯体背面に精度の高い止水層が形成れます。
クラック補修
クラック・打継部・コールドジョイント等からの漏水に大しては、ドリルでクラック等を躯体背面寄りで貫通するように削孔します。パッカー装着後、高圧力でアス・ストップシールを注入することで、止水材が躯体背面及びクラック等に充填され精度の高い止水層が形成されます。
地下の諸条件を克服し、理想の外防水を実現する新工法
地下構造体への外防水は、躯体内部への水を防ぐと共に塩分などを含んだ水から躯体を保護する為に必要不可欠な工法です。しかし、施工面の凹凸、不十分な乾燥、セパレータ等の突起物、埋め戻しの際の土圧など、地下特有の諸条件が従来の防水工法では大きな障害となってきました。超速硬化スプレーアップシステムによるハイポリマーウレタンゴム成膜技術により、躯体を高い性能で被覆し、信頼性の高い防水効果、保護効果を実現した外防水工法です。
防水先施工は下地を作らずSMW等の山留め壁に直接施工するため、防水下地に要した工期、工費を削減できます。また、防水後施工は、躯体にしっかりと接着するため、埋め戻しの際の保護材が必要なく、工期、工費を削減できます。 |
![]() 超速硬化スプレー施工のため、シームレスで水密性の高い防水層を形成できます。しかも、セパレータ、中間杭廻りなどの複雑な形状も確実に接着してトレースするため、水が内部に入るのを防ぎます。 |
![]() 機械管理された施工システムにより、一定量材料分が供給され、外気温などの作業環境に左右されることなく、均一で高品質な塗膜物性を実現します。また、MQC(防水層品質管理)システムの採用により目視による膜厚管理が可能となりました。 |
![]() 80℃の加熱処理および-50℃の環境下において物性低下することはありませんまた、成膜したものは塩分を全く透過させず、さらに海水中においても接着性能は低下しません。 |
![]() 躯体の表面に塗るだけで特殊活性剤が躯体内部に浸透してコンクリートを強固にし表面から保護します。固く保護する事により優れた防水性能も発揮します。また作業が簡単で安全で行えるので工期短縮にも貢献出来ます。 |
![]() 防水専用のアスファルトを加熱させて溶融させ水層となるルーフィングを積層する防水工法です。加熱し溶けたアスファルトが積層するルーフィングとの接着剤となり、防水層を形成することで水の浸入を防ぎます。積層型なので接合部の防水性が非常に高いのが特徴です。 |
![]() 改質アスファルト系特殊ルーフィングに積層された高性能改質アスファルトをトーチバーナーでルーフィングの裏面を加熱・溶融し接着させま す。煙や匂いが少ないのが特徴です。 |